<ゼノギアス>その7

BGM紹介(♪38~44)

「ゼノギアス オリジナル・サウンドトラック」より
ゼノギアスのBGM紹介、DISK2の最後までです(完結)。

毎度のゼノギアスのやり込み動画の話ですが、ストーリーの解説があるため、話を理解できて非常にありがたいです。
2週目、3週目をプレイすれば話の伏線なども見えて面白いのでしょうが、私は1回のプレイで遊び尽くして燃え尽きるタイプです。
そのため、私にとっては、プレイしながら話の理解を1週でできることが大事ですね。

この点、ゲームによっては(小説等もそうですが)話を重厚に見せるためにわざと表現を難しくしているものもあり、立ち止まって意味を考えるものの結局分からず先に進むのがもどかしいんですね。
ゼノギアスは話は難しいものの、格闘戦の爽快さがそれをカバーしていた作品だったと改めて感じます。
では、曲の紹介に移りたいと思います!

♪38 引き裂かれしもの(作曲者:光田康典氏)
イド関連のイベントで流れる曲です。
薄暗く寂しさを感じさせる曲で、繰り返し鳴り響く音が耳に強く残ります。
個人的には、グラーフや処刑人(ミァン)と戦う場面の印象が強いですね。
主人公のフェイは多重人格者で、タイトルはまさにフェイの人格が引き裂かれたことを表現しているのでしょうが、実はフェイの父親であるカーンもグラーフ(ラカン)に憑依されています。
カーンは人格が引き裂かれたというわけではないのですが、色々と人間関係がややこしいですね。

♪39 祈り、人の望みの喜びよ(作曲者:光田康典氏)
フェイがソラリスでガゼル法院と会話する時に流れる曲です。
DISK1の「傷もてるわれら 光のなかを進まん」のパイプオルガンバージョンで、厳かな響きがありますね。
ストーリーで初めて流れるのはキスレブのキング(リコ)の部屋だったと思います。
タイトルはおそらくバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」からきていますね。

♪40 予感(作曲者:光田康典氏)
バベルタワーやストーリー後半のダンジョンでよく流れる曲です。
「冥き黎明」と同じフレーズが使われており、こちらも同じく薄暗いメロディから始まるのですが、もっと控え目というか、静かで不安げな響きです。
また、壮大で神秘的な部分もあり、思わず魅せられてしまいます。
個人的には、ゼノギアスの中でもトップクラスで印象に残っている曲ですね。

♪41 覚醒(作曲者:光田康典氏)
デウス戦で流れる曲です。
言うことなくかっこいいですよね!
この曲も「冥き黎明」と同じフレーズですが、「予感」と異なりバトル曲らしく疾走感があります。
また、ゼノギアスならではのブルガリアン・ヴォイスも入っており、神秘的な雰囲気が出ています。

♪42 神に牙むくもの(作曲者:光田康典氏)
ウロボロス戦で流れる曲です。
こちらもブルガリアン・ヴォイスが入っておりとても神秘的なのですが、テンポこそやや速めなものの穏やかな感じでもあり、いかにもなバトル曲という雰囲気ではありません。
個人的には「寺院」というイメージがします。
光田氏はゼノサーガでも、アルベド戦に続くラストバトルであるソフィ・ピステス戦で神秘的な曲をもってきていますね。
なんというか、戦う相手の存在感を際立たせるのが非常にうまいと思います。

♪43 最先と最後(作曲者:光田康典氏)
エンディングムービーで流れる曲です。
引き続きブルガリアン・ヴォイスによる神秘的な曲ですが、こちらはアカペラの合唱で、祝福と喜びというイメージですね。
聴いていると、ついゲームのBGMであることを忘れてしまいます。
何というか、素晴らしいの一言ですね!
最近の話ですが、思わず、ブルガリアン・ヴォイス関連のCDを買ってしまいました。

♪44 SMALL TWO PIECES ~軋んだ破片~(作曲者:光田康典氏)
エンディングのスタッフロールで流れる曲です。
「遠い約束」のメロディをベースに映画「タイタニック」を思わせる笛の音が流れ、Joanne Hogg氏のボーカルが詩を紡ぎます。
「遠い約束」はフェイの遠い前世であるキムがエメラダに贈ったオルゴールの曲であり、この曲を聴くことで、遥か昔から続いてきたフェイとエリィの物語というゲームの幕が下りた、という気がします。

今回はここまでです!
次のシリーズは考え中です。

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