<ライブ・ア・ライブ>その4

BGM紹介(♪20~30)

「ライブ・ア・ライブ オリジナル・サウンドトラック」より
こんにちは!
2月に入りました。インフルエンザやコロナウイルスが流行っていますが、みなさんもお気をつけて!
さて、今回は西部編、近未来編、中世編の曲の紹介です!

♪20 WANDERER(作曲者:下村陽子氏)
西部編のメインテーマです。
口笛がいかにも西部劇といった雰囲気を出しており、西部編といえばこの曲!ですね。
口笛が使用されているRPGといえばなるけみちこ氏が作曲を担当されているワイルドアームズシリーズがありますが、作品を問わず、かっこいい口笛の曲は思わず自分も吹きたくなってしまいます。
口笛は自分でやってみると、音域が結構狭く、テンポが速い曲には対応できず、と難しいです。私は2オクターブ分までは音の幅が出せませんが、皆さんはどうでしょうか?

♪21 Under the Fake(作曲者:下村陽子氏)
西部編のフィールドで流れる曲です。
渋い曲調で、寡黙な主人公であるサンダウンの雰囲気にマッチしています。
西部編は、フィールドといってもサクセズタウンという町の中しか移動できません。
ストーリーとしては、町を襲撃してくるならず者に対して、町の住人と協力してトラップを仕掛けて迎え撃つというものです。
住人はそれぞれトラップを仕掛ける速さが異なり、適性に合ったトラップを仕掛けさせることが大事でした。
町の中で時々風に乗って転がってくるものがプレイ当時は何だか分からなかったのですが、タンブルウィードといって、枯れて球状になった植物らしいですよ!

♪22 THE WILDS(作曲者:下村陽子氏)
西部編の通常戦闘時に流れる曲です。
テンポが速い口笛がまさに西部劇の決闘!という雰囲気を出しており、テンションが上がります。
西部編はイベントがメインのため戦闘の回数が非常に限られており、この曲を聴く機会が少ないですが、とても心に残る一曲です!
通常戦闘はサンダウンのライバルであるマッド・ドッグとの決闘や共闘になるため、そういう意味でも印象的ですね。

♪23 Sancho・de・Los・Panchoz(作曲者:下村陽子氏)
西部編のサクセズ・タウンのバーで流れる曲です。
「ズンチャチャズンチャチャ」というリズムに乗った弦楽器のメロディーが心地よいですね(この曲を聴くと、昔あった某人気ドキュメンタリー番組のメインテーマを思い出します)。
バーに集まる人々との出会いや、サンダウンの生き様と相まって、味わい深いものを感じずにはいられません。

♪24 GO ! GO ! ブリキ大王 !!(作曲者:下村陽子氏)
近未来編の、ブリキ大王のテーマです。
いかにもなロボットものの主題歌といった感じの熱い曲で、本作で一番印象的な曲といっても過言ではありません。
そして2012年に復刻盤として発売されたサントラには、e-STOREでの予約特典として新録Vocal Ver.が収録されていました(本作ディレクターの時田貴司氏が歌っています)!
ブリキ大王といえば起動する時の手順がユニークで、「手を洗う」とか、「トイレで便座に座る」とか、何これ?と当時は思いました。

♪25 Wait for Truth(作曲者:下村陽子氏)
近未来編のメインテーマです。
日常を描いた曲という感じですが、近未来編のエンディングでは一回り成長して日常に戻るアキラの姿と共に流れるため、少し印象が変わる感じがする曲です。
このBGMを聴くと、公園で高齢者に1万円でたい焼きを売りつけるアキラの姿が頭に浮かんできます。
なんて主人公だ…

♪26 PSYCHOで夜露死苦 !!(作曲者:下村陽子氏)
近未来編の通常戦闘時に流れる曲です。
とてもノリノリの曲で、負ける気がしないBGMですね!
近未来編はアキラと無法松のコンビがとにかく熱くロックな感じなのですが、ブリキ大王が若干ダサかったり、ラスボスがインコのような姿の大仏だったりと、コミカルな要素が強かった印象です。

♪27 魔王への叙曲(作曲者:下村陽子氏)
中世編のメインテーマです。
アップテンポで勇壮な感じの曲調で非常にかっこいいのですが、本作をプレイした方は、タイトルを見ると中世編のストーリーを思い出して色々と思いを巡らせてしまうのではないでしょうか。
中世編は主人公であるオルステッドが魔王になるまでの流れを描いたストーリーなのですが、あまりのやりきれない展開がトラウマになり、オルステッドに同情するプレイヤーも多いと思います。

♪28 届かぬ翼(作曲者:下村陽子氏)
中世編のフィールドで流れる曲です。
特にストーリーを知っていると、甘く切ないメロディーがとても心に響く曲です。
ホルンの音がどことなくFF6を思い起こさせます…特にティナのテーマのホルンの音は印象的でした。
ティナのテーマは悲壮感が漂いながらも段々と目の前が開けてくる感じですが、中世編のストーリーはそれとは逆なのがなんとも、ですね。

♪29 凛然なる戦い(作曲者:下村陽子氏)
中世編の通常戦闘時に流れる曲です。
勇ましい曲ではありますが、どこか切なさを感じさせる雰囲気もある気がします。
オルステッドが最後に覚える技はデストレイルという物騒な名前の、なんと悪属性の技です。
しかし勇者ハッシュも同じ技を使うため、オルステッド固有の内面的なものが反映された技ということでもなさそうです。

♪30 魔王山を往く(作曲者:下村陽子氏)
中世編の魔王山で流れる曲です。
パイプオルガンの重厚な音が道のりの険しさを感じさせます。
この曲のタイトルは、「魔王、山を往く」という意味もあるようで、中世編は本当に深い!と思います。
オルステッドと親友のストレイボウの人間関係はFF4のセシルとカインを意識し、その立場を入れ替えるというコンセプトがあったようです。
ただ、カインは操られてしまい、正気に戻った後は復帰しますが、ストレイボウは自分の意志でオルステッドと対立しているのが大きな違いですね。

今回の曲紹介は以上です!
中世編のストーリーは語られない部分があり、プレイヤーの中で解釈の余地がありますね。
個人的な中世編の疑問点としては、アリシアをさらった魔王(の偽物?)は一体何だったのかということです。
ハッシュとウラヌスが以前戦った魔王はもっと強かったということなので、アリシアをさらった魔王は残滓のようなもので、新しい憎しみの種を蒔くために動いて、ストレイボウの中にある負の感情を煽った、とかかもしれませんね。

さて、次回で本作の曲紹介は終了予定です!

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