<ライブ・ア・ライブ>その5

BGM紹介(♪31~43)

「ライブ・ア・ライブ オリジナル・サウンドトラック」より
こんにちは!
今回でライブ・ア・ライブの曲紹介は完結となります。
それでは早速、最終編~エンディング曲の紹介です!

♪31 絶望の都(作曲者:下村陽子氏)
最終編のフィールド画面で流れる曲です。
中世編の魔王山BGMである魔王山を往くのアレンジ版ですね。
変わり果てた中世編のフィールドのBGMとして悲壮感が漂いながらも、メインテーマのフレーズが壮大なイメージを出しています。
私の最終編のパーティーは確か高原、ユン(心山拳師範)、おぼろ丸、ポゴでした。
他のメンバーも全員一度は仲間にしたと思いますが、最強武器を全員分取ったかまでは覚えていないですね。

♪32 Silent Labyrinth(作曲者:下村陽子氏)
最終編の各ダンジョンで流れる曲です。
薄暗い雰囲気の曲ではありますが、ハープの音が綺麗に響いており、個人的には好きな曲です。
私にとって最終編で一番印象的なダンジョンは、アキラのテレポートで行ける心のダンジョンです。
このダンジョンでは命を落とした中世編のキャラクターたちの心の声を聞くことができ、その中にはストレイボウやアリシアも含まれます。
そういう意味で、本作を楽しむ上で心のダンジョンは絶対に行くべきですね。

♪33 CRY・A・LIVE(作曲者:下村陽子氏)
各ストーリーの悲しい場面で流れる曲です。
私がこの曲を聴いて思い出すのはSF編の最後でダース伍長が話をするシーンですね。
特にダース伍長がコーヒーを飲んだ後のセリフが最高でした。
SF編はキューブが乗組員にコーヒーを淹れて持っていくシーンが何度かありますが、まさか最後にそういう展開になるとは…という感じでしたね!

♪34 WARM・A・LIVE(作曲者:下村陽子氏)
各ストーリーの幸せそうな場面で流れる曲です。
代表的なところとしては中世編冒頭のアリシアのイベントや、原始編のべるとのイベントあたりでしょうか。
鐘の音が入っており、結婚を思わせるBGMですね。
中世編~最終編のストーリーが暗いだけに、明るくコミカルな原始編は心のオアシスだったと思います。

♪35 魔王オディオ(作曲者:下村陽子氏)
各ストーリーのボス戦の前で流れる曲です。
パイプオルガンの音がボスの存在感を際立たせています。
このBGMが流れる場面で衝撃的なのは、中世編のストレイボウ戦前とエンディングですね。
ストレイボウの豹変ぶりやアリシアの自害だけでなく、ウラヌスの献身も報われずオルステッドは魔王になってしまうわけですが、これは負の感情を持たない方が無理というものだと思います…。
そういえば、「オディオ」はイタリア語やスペイン語で憎しみという意味だそうです。
オルステッドとストレイボウの人間関係はFF4のセシルとカインを意識して立場を入れ替えたものだそうですが、FF4でも「憎しみ」はキーポイントでしたね。

♪36 MEGALOMANIA(作曲者:下村陽子氏)
各ストーリーのボス戦で流れる曲です。
非常に熱い曲調で、ボス戦の前に流れる魔王オディオの重い雰囲気が一気に吹き飛んでしまいます。
私の場合、特に最終編では高原が先陣をきって通打でボスのステータスを下げ続けるうちにいつの間にか勝てていたため、まさに通打を制するものは世界を制すでした!

♪37 ILLUSION…(作曲者:下村陽子氏)
ラスボス戦(第一形態)で流れる曲です。
不安と焦りを感じさせる雰囲気ですね。
途中で流れる魔王オディオのフレーズがアクセントになっています。
このバトルでは敵の目や口のパーツが移動するため、福笑いのような感じでした。

♪38 PURE ODIO(作曲者:下村陽子氏)
ラスボス戦(第二形態)で流れる曲です。
第一形態の時よりもテンションが上がる曲調で、まさに決戦という感じです。
この曲も魔王オディオがベースになっていますね。
本当にパイプオルガンの音がかっこいい!
このバトルでは、ボスのピュアオディオがセントアリシアというどこかの中世編のヒロインの名前が入った技を使ってきます。
この技は対策をしておかないと知力が低いキャラクターはすぐに石化してしまうため、知力が上がらない高原は特に、石化防止の防具を付けておく必要があります。
そしてこの曲の最後には、このセントアリシアの効果音(結構大音量の悲鳴)が入っております。
来ると分かっていても鳥肌ものなので要注意。

♪39 ARMAGEDDON(作曲者:下村陽子氏)
バッドエンドで流れる曲です。
儚く寂しい曲調で、鐘の音が少しずつ小さくなっていき、風の音だけが響き渡ります。
この曲はラスボス戦(第二形態)で負けるか、最終編の主人公をオルステッドにして、バトル時のコマンドで「ハルマゲドン」を選ぶとバッドエンドに移行して聴くことができます。

♪40 Live over Again(作曲者:下村陽子氏)
エンディングの前半で流れる曲です。
温かい曲調の中でルクレチアが緑を取り戻し、各ストーリーの主人公が自分たちの世界に戻るシーンが描かれます。
エンディングの中でサンダウンはまたもや荒野でマッド・ドッグと対峙していますね。
このシーンはシチュエーションは何度目だろう?
個人的にはオルステッドも転生して幸せになった、とか何らかの救済があったらと思います。

♪41 Live for Live(作曲者:下村陽子氏)
エンディングの後半で流れる曲です。
夜明けをバックに流れる各ストーリーのメドレーとなっており、物語の終わりと新たな始まりを感じさせます。
夜明けというと、幕末編の最後の坂本龍馬のセリフを思い出しますね。
しかしこのBGM、不穏な雰囲気のSF編の部分を繋げるのは苦労しただろうな、と思います。

♪42 Battlissimo(作曲者:下村陽子氏)
バトル曲アレンジ版のメドレーです。
どの曲も原曲と一味違って面白いですね。
特に西部編の部分(THE WILDS)にギターの情熱的なメロディーが加わっているのが印象的です。
フラメンコ調のフレーズを聴くとロマンシングサガ ミンストレルソング熱情の律動(ミニオン戦の曲)を思い出してしまいます。
そして現代編の部分(KNOCK YOU DOWN !)は相変わらずシンプルでかっこいい!

♪43 Forgotten Wings ~忘れられた翼~(作曲者:下村陽子氏)
中世編のフィールド曲である届かぬ翼のアレンジ版です。
オーケストラの音でとても味わい深くドラマチックになっています…!
冒頭の弦楽器の低音とメインの美しいピアノのメロディーが綺麗だと思います!
低音の弦楽器とピアノの組み合わせといえば聖剣伝説 Legend of Mana滅びし煌めきの都市が大好きなのですが、こちらも本当に素晴らしいですね!
また、ラストの部分ではバッドエンドの曲であるARMAGEDDONと同様に鐘の音が入っていますが、あちらとは大分印象が違って聞こえますね。

さて、これにて曲紹介は完結です!
本作の内容を振り返ると、ストレイボウはオルステッドへの劣等感をため込み過ぎ、またアリシアは世間知らずで影響されやすい性格な上に極限状態に置かれたため、それらが重なって悲劇になってしまったのかなあと思います。
最終編での主人公とオルステッドの対話は若干描写不足な気はしましたが、自分の弱さを認めるオルステッドを見ていると、何とも言えない気持ちになってしまいました。

次回の作品は伝説のオウガバトルを予定しています。
それではまた!

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