<ミスティックアーク>その2

作曲者

作曲者は森彰彦氏です!

森氏はワンダープロジェクトJ等の作曲をされておりますが、私がプレイした作品はこのミスティックアークのみです。
森氏は1998年にお亡くなりになっているとのことで、私がミスティックアークのサントラを購入したのは確か2004年くらいだったと思いますが、当時はこの事を知り残念な思いをしたものです。
もっと色々な作品で森氏の曲に触れてみたかったですが、今後もミスティックアークの音楽を聴いていきます!

BGM紹介(♪1~7)

「ミスティックアーク サウンドトラック」より
それでは曲の紹介に移っていきます!
本作のサントラはDISC1の最初からアレンジ曲が6つ入っており、少々変わった作りになっています。ちなみに6曲のタイトルは以下の通りです。
・「いざ、冒険にゆかん!!」
・「作曲家の休日は、いつもおだやかにすぎていく」
・「母なる神の爾座」
・「闘う君のひとみは、いつも美しい」
・「水は、すべての生命の母である」
・「Shall we dance?」
スーパーファミコンというハードの制約がないこともあり、生楽器の音も入っています。
個人的に6曲の中で一番のおすすめは「作曲家の休日は、いつもおだやかにすぎていく」です。バイオリンの音がとても綺麗です!

この6曲に関してはこれからゲーム収録版の曲と一緒に紹介していきますね。

♪1 Mystic Ark(作曲者:森彰彦氏)
タイトル画面で流れる曲で、ややもの悲しい雰囲気です。
本作はアーティスティックでシュールな印象が強く、個人的には悲しいという感じはあまりしなかったです。
思うに、本作は主人公やその仲間が一切喋らないため、その点で独特の雰囲気を出しているものの、テーマとするところは逆に見えにくくなっている面もあるかもしれませんね。

♪2 母なる神の爾座(作曲者:森彰彦氏)
女神の神殿で流れる曲です。
シュールな世界観や神殿の雰囲気に厳かなコーラスが加わり、絶妙な印象を醸し出しています。
本作では色々な世界を旅することになりますが、女神の神殿がある小島が各世界に行き来する起点となっています。
つまり、この曲は各世界の旅から帰ってきた主人公を受け入れるBGMという位置づけでもあり、そういう意味でも本作といったら何と言ってもこの曲だと思いますね。
アレンジ版の方はパイプオルガンの音が入っており、また、コーラスが打ち込みでなく人の声で入っています。
アレンジ版はパイプオルガンもコーラスも音が強いため、原曲の静かな雰囲気とは若干違いますが、とてもいいですね!

♪3 冒険への第一歩(作曲者:森彰彦氏)
砂の世界の小屋で流れる曲です。
清々しい曲調で、静かな女神の神殿の探索からアクティブな冒険パートに切り替わったことを実感させてくれます。
ところで、冒険の拠点から様々な場所に旅立つという設定は、個人的にはSDガンダム外伝 ラクロアンヒーローズを思い出します。
私は素直に敵が弱い順にクエストを進めていましたが、序盤からゲーム後半に訪れるべき町に頑張ってたどり着き、強い装備を買って進める方もいたようです。
各キャラクターのクリティカルヒットとして「抜刀流星斬り」等の必殺技が出るなど、色々と面白い作品でした。

♪4 いざ、冒険にゆかん!!(作曲者:森彰彦氏)
砂の世界のフィールドで流れる曲です。
初めて冒険する世界ということで、曲調は明るく希望に満ちた雰囲気になっています。
世界観としても、人の言葉を話す二足歩行の猫たちが争いを繰り広げる世界ということで、色々と親しみやすく面白かったです。
アレンジ版は豪華でクオリティが高くなっていますね。
ただ、原曲よりもかなり華やかになっているため、本作が持つ不思議なイメージからは少し外れたものになっていると思います。

♪5 ブラッドフック号のテーマ(作曲者:森彰彦氏)
海賊船のブラッドフック号で流れる曲です。
いかにも海の男といった、豪快なイメージがします。
ただ、海賊船といっても乗組員は全員猫ですので、ワイルドというよりは可愛らしい感じですね。
乗組員の名前も、戦闘部隊隊長の「シックスパック」(当時は意味が分からなかったです)、料理長の「ブルミンチ」など、愉快なものが多いです。

♪6 ガンボス号のテーマ(作曲者:森彰彦氏)
海賊船のガンボス号で流れるフィールドの曲です。
ブラッドフック号の曲と違って、どこか間の抜けた感じです。
ブラッドフック号とガンボス号は対立関係にあり、主人公は二重スパイのような立ち位置で両サイドの抱える問題を解決していきます。
しかし成り行きとはいえ、とても危険な役回りなのですが、主人公もよくやるなあと思います。

♪7 闇の奥(作曲者:森彰彦氏)
ダンジョンで流れる曲です。
不安になる感じの曲調なのですが、全体的にリバーブがかかって幻想的な雰囲気も出ており、つい引き込まれて聞き入ってしまいます。
後半部分の低音のピアノは不気味な雰囲気を上手く出していると思います。

今回はここまでです!

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