作曲者
作曲者は崎元仁氏、岩田匡治氏、松尾早人氏です!
崎元氏と岩田氏は続編のタクティクスオウガやスクウェアのファイナルファンタジータクティクス、ファイナルファンタジーXII等の作曲をされています。
私がお二人の作品でプレイしたこれらの作品のBGMはいずれもオーケストラ中心だったため、オーケストラが得意な方たちなんだなと思っていましたが、なんとお二人とも、本作伝説のオウガバトルで初めてオーケストラ音楽を作ったとのこと。
本作は解放軍の快進撃を表すかのようにイケイケな曲が多いですが、上記のような後の作品では重厚感がある曲が増えた感じですね(ハードの性能やゲームの作風の影響も大きいとは思いますが)。
松尾氏は本作の後は同じく崎元氏、岩田氏とオウガバトル64の作曲をされた他、風来のシレンシリーズ等の作曲をされています。
また、松尾氏はすぎやまこういち氏の重要なパートナーとのことで、TVアニメDRAGON QUEST -ダイの大冒険の編曲もされています。
ダイの大冒険はジャンプ連載当時から本当に流行っていました。
当時の子供は傘を持つと皆、アバンストラッシュを出したがったものです(たまにブラッディースクライド派がいました)。
BGM紹介(♪1~3)
「伝説のオウガバトル全曲集 -All Sounds of Ogre Battle-」より
それでは曲の紹介に移っていきます!
本作のサントラに収録されている各曲は、ゲームに使用されたオリジナル版と、その元になったMIDI音源の2つのバージョンで入っています。
また、曲のタイトルはゲーム中のミュージックモード上のもの(ユニークなタイトルが多い!)も併記していきます。
♪1 Overture/おーばーちゃー(作曲者:崎元仁氏)
タイトル画面で流れる曲です。
壮大なストーリーの始まり!という感じですね。
本作はファンタジー色が強く、神、天使、悪魔等の様々なキャラクターがストーリーに登場します。
続編のタクティクスオウガでは戦闘のユニットとして様々な種族は登場するものの、ストーリーはあくまで人間がメインでした。
♪2 Beginning of the Tale/BEGINNING OF TALE(作曲者:岩田匡治氏)
タイトルデモで流れる曲です。
イケイケな雰囲気の曲が多い本作のBGMとしては珍しく重い曲。
本作のストーリーは敵である帝国の支配から民を解放していくというものですが、ゲームを進めていくと、お互いにパラディンのような「善」のユニットとリッチのような「悪」のユニットを駆使して戦うことになります。
「善」のユニットで拠点を解放し、殲滅力が高い「悪」のユニットで戦闘をこなしていると、どちらの陣営も中身はそう変わらないのでは?と思ってしまう…本作はそんなリアルなゲームでした。
もちろん、「善」のユニットだけでクリアすることは可能ですよ!
♪3 Entrance Parade/ENTRANCE PARADE(作曲者:岩田匡治氏)
タイトル画面のユニット紹介で流れる曲です。
とても華やかな雰囲気の曲ですね。
本作に登場するユニットは人間、天使、悪魔、妖精、魔獣、亜人等様々あり、基本的にはナイト、クレリック等の人間のユニットとグリフォン等の飛行能力を持ったユニットで編成することが多いかと思います。
中でもリッチとプリンセスの強さはゲームバランスが壊れると言っても過言ではありません。
個人的には拠点解放用の飛行部隊を作るのにグリフォンをよく使っていました。
本作はマップの中に平地だけでなく海や山岳地帯があり、一般的な歩兵ユニットでは移動速度が大幅に制限されてしまうので、小回りがきく飛行部隊は必須です。
今回はここまでです!
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